ポストに喪中はがきが入っていました。
知らない男性の名前。
間違えて入っていたのかな?と思ったけれど、あて名は私に間違いなく、よく見ると、友人が永眠したことが書かれていました。
体の力が抜けた状態になったようでした。
ホスピスを見に行っちゃったわよ
↑ の記事の友人です。
携帯電話やスマホ、PCを持っていない友人で、連絡は自宅の電話かお手紙のみ。
昨年の夏に、もう少し涼しくなったら会いたいですねと話をしていて、あっという間に寒くなったので、「春になったら会いましょう」と話をしていたのです。
でも、コロナ禍で気軽に外に出られなくなり、結局、そのままでした。
永眠の日付からすると、夏には危篤状態だったのでは?と想像されます。
私はのんきに、彼女に暑中見舞いを出していました。
いつもなら、すぐに返事が来るか電話をいただけるのに、今回は音沙汰なし。
コロナ禍だからと、自分で納得させていたけれど、その時に、「もしかして?」と思っていました。
そして、しつこく残暑見舞いを出し、返事がなかったので、もういないのかも?って感じていました。
怖くて電話できませんでした。
なぜ、涼しくなったらとか春になったらとか言っていないで、「じゃあ、明日会いましょう」と言えなかったのか。
病院が同じで主治医も同じ。
私が抗がん剤治療を迷っている時に、話を聞いてくれた人。
最後の抗がん剤治療の入院も一緒。
年齢はずいぶん違うけれど大切な友人でした。
がんが原因なのか、年齢によるものなのか、コロナなのか分からないけれど、私は気がついていました。
そろそろ彼女とはお別れだって。
それなのに会いに行かなかった自分が情けないです。
会いたい人には、「いつか」じゃなく「すぐに」会いにいかないと、「いつか」は会わないという理由になってしまいます。
友人と出会えたことに感謝します。
友人の安らかなお眠りを祈ります。
また、会える時まで、またね。