がん治療終了後に働くこと

がんの治療のために、辛い手術や抗がん剤治療などを経て、
ようやく、職場などに復帰しても、体力は落ちているし
無理はできなく、仕事などの勘もなかなか戻らなくて、
もどかしい思いをすることになるんだなって
がん患者の集まりに参加する度に感じます。

そのため、せっかく復帰した職場を退職する人も多いことを知りました。

明らかな体調不良が見えない限りは、治療前と同じように働きたいし
周りも、当然働けると思っているけれど、
そうじゃないんですよね。

身体にメスや抗がん剤を入れるということは、想像もつかないくらい
身体にダメージを受けていて、人によって違いはあるにしろ
回復には時間がかかります。

治療が終わったからと言って、以前と同じように働くのは
少々きついかも知れません。

私は乳がんの手術後の放射線治療中は、運よくと言うか
働いていなかったので、あまり感じませんでしたが、
放射線治療の副作用で、身体がだるくて重くて
眠くて、鼻血ばかり出るし、放射線治療部位はかゆいしで
もし、働いていたとしても、まともに出社できていただろうかって
考えることがあります。

今の辛さは、がん治療の影響と言うよりも
ストレスからの体調不良のほうが大きいですが、
それでも、副作用の辛さを、あまり感じずに働けるのは
職場の人の理解と、抗がん剤治療中でも働き続けたから
こんな状態は何でもないと思う気持ちと気合いと
自分の中での諦めいでしょう。

がんに罹患して働き続けること。
がん治療後に働くこと。

カミングアウトするかしないかでも状況は変わってくるだろうし、
ホント難しいですね。