富山県で、がん患者の就労支援が広まっているとのこと。
富山労災病院(魚津市)では、
昨年11月から、医師や医療ソーシャルワーカーらの医療チームが患者と会社の仲介役となり、
仕事の継続や復職を支援する取り組みを始めた。患者から仕事の悩みや勤務条件などを聞き取った上で、
会社と病状に合った仕事内容や勤務時間を交渉し、職場復帰につなげる。全国の労災病院を運営する労働者健康福祉機構のモデル事業として来年3月まで実施する。(YOMIURIONLINE)
とのことですが、最近、就労支援って何だろう?って思います。
その時だけ相談に乗ってもらっても、就職してからの引き続きの相談体制がないと、
本当の就労支援にはならないのでは?と思うことがあります。
私は、就職する際に、がん患者ということを隠して働きたくなかったので
罹患歴や、乳がん手術をしたほうの腕で、あまり重いものは持ちたくないとか
すぐに疲れてしまうので、適度に休憩を取りたいなど話しして
了解を得ましたが、実際には、それに甘えて休むことはできません。
「だから、がん患者は・・・」とか思われるんじゃないだろうかと怖くて
休憩できないっていう気持ちもあるんですけどね。
就職できても、疲れやすい身体と抱え、通院や服薬を続け
組織の中でしっかりと仕事をしたいという気持ちはあっても、
身体が付いてこないなどのイライラ。
就職や復職先を見つけるのと同じように、長く働き続けることも大変です。
そんな時、第三者の冷静なアドバイスが重要になることもあるのでは?って思います。
でも、動き始める第一歩を後押ししてもらえるのは、ありがたいことです。
「がん」=「働けない」ではないですからね。
がんになっても当たり前に働き続けられる環境が広まりますように。
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