がんに罹患した患者の3割が、病気を理由に離職を経験していたと、
2012年~2013年、全国39の大学病院などの患者と医師に
東北薬科大学の教授のアンケート方式の調査で分かったとのこと。
がんと診断された当時に就業していた患者は約1200人で、その31%(男性30%、女性31%)ががんを理由に仕事を辞めていた。(YOMIURIONLINE)
とのことで、病気になって、治療に専念するために退職したのか
会社に迷惑がかかると思って退職したのか
続けるのが辛くなってきたのか・・・。
がんの進行度別にみると、1期で24%、2期で26%、3期で33%、4期で42%と、病気が進行するに従い、離職率は高くなっていた。
という結果を見ると、身体が辛くなってきたのかな?
このニュースでは、これだけの情報のため、
だからどうだってんだ?って感じで、何が言いたいのかよく分かりませんが、
がんに罹患して、泣く泣く退職した人が
たくさんいらっしゃるってことですよね。
私もがんに罹患して、依願退職に見せかけた、
実質「解雇」に合っているけれど、最も辛いときに
理解ある会社に出会えたことは幸せでした。
あの時の上司と会社に巡り合っていなければ
抗がん剤治療は受けてないだろうし、
今も「転移」への恐怖と、治療を受けなかった「後悔」が
重くのしかかっていたことでしょうね。
あの時は、辛くて泣きながら働きに行っていたけれど
自分への自信につながっていく貴重な体験でした。
がんに罹患して働き続けるのは難しいこともあるけれど、
自ら離職すると、もっと後悔するかも知れません。
その人の価値観によって違ってきますけどね。
がん患者が働き続けるためには、周りの人に助けてもらわなければいけないことが
多くあるでしょうし、迷惑をかけていると悩むこともあるでしょう。
でも、それでも、がんに罹患しても働き続けることが
当たり前な世の中になりますように。
そのためにも、がん患者が元気に働き続けること。
その姿を見てもらうことが何よりも強いメッセージになるのかも知れません。