どうすれば良かったのかと情けなく思う

日常

案内

交通量の多い道路の横断歩道で信号待ちをしていた時、
道路の向かい側に、白杖を持った男性が歩いていました。

白杖で点字ブロックを確認しながら、片手は何かを探している様子。

どうやら、視覚障がい者用の押しボタンを探しているらしいのですが、
なかなか手に触れずにいました。

その周りに人がたくさんいるのに、みんな知らん顔。

そこは知らん顔していた方が良いのか?と思いながら見ていると、
ようやく探しだし押した様子にホッとしました。

でも、今度は点字ブロックが分からなかったのか、
道路に出そうな勢いで、危ない!と思った時に止まったのでホッとしました。

しばらくして、信号が変わって、横断歩道を渡れるようになったのですが、
変わったのに気が付かないらしく、ずっと立ったまま。

そばにいた男性が声をかけようかどうしようか迷っている様子でしたが、
そのまま行ってしまいました。

私は大急ぎで向かい側に近づこうとしたのですが、私の足が遅く、
しかも、長い横断歩道で、なかなか向こう側に到着せず焦っていたところ、
ようやく気が付いたらしく、男性は横断歩道を渡り始めました。

でも、もう青信号は点滅を始めたので、急いで近づいて
「良かったら、私の肩につかまりませんか?」と声をかけてみました。

しかし、返答はなし。

そこで気が付きました。

耳が良く聞こえないらしいです。

どうしよう?どうすればいい?と思っていると、
男性は足を早め、横断歩道を無事にわたりきることができました。

私が出来たことと言えば、無事に渡りきるまで、後ろを歩くだけ。

こんな状況の時って、どうすれば良かったのでしょうかね?

以前、盲ろうの方のお話を聞かせてもらった時に、
横断歩道を渡るときには、「わたります」と紙に書いたものを、
信号待ちをしている時から持って待っていて、
その紙を持ったまま渡っていると教えてもらいました。

それでも危ないし「命がけだ」と驚き、そんな場面に出合った時に
どうすれば良いのかお伺いしようと思ったけれど
時間がなくて聞くことができなかったことを
もの凄く後悔しました。

今度、障がい者福祉センターに行った時に、誰かに相談してみようかな。

みなさんなら、どうされますか?

 

 

※ 今日のアイキャッチ画像は acworksさんによるイラストACからのイラスト です。

コメント

  1. 匿名 より:

    ご無沙汰しております。
    抹茶団子です。拝読してはいましたが、抗がん剤で撃沈してました。4月頭に手術してその後放射線のはずが、体調不良のため1ヶ月間お休みをいただいてます。激痩せに胸水ではなかなか復活ならずです。ただstage3でリンパ転移ガッツリが消えたのはラッキーかなと(笑)

    今回の件、余裕があれば手のひらにでも書く?とかどうなんだろうとは思いますが切羽詰まってますしね…。いきなり触るのもびっくりされるだろうし…。

    ピンクピーチさんも今月一杯、程ほどに頑張って下さい。私も焦りますが、もう今は放射線をまず終らす!だけ考えることにしました。頭で考えて答を出すか心で感じて答を出すか、こんな哲学的な頭してなかったのになぁ。
    元気一杯な友人はバイト掛け持ちして稼いでますね。シフト自由で気軽だし責任もかからないからなんて。自分にあった働き方が一番でしょうか。

    長くなりましたが、気温差に梅雨に体調が崩れやすい季節に入りました。
    お体に気をつけて下さいね!
    失礼しました。

    • 桃杏 桃杏 より:

      抹茶団子 さん、こんにちは。
      滅多に更新していないのに、訪問してくださってありがとうございます。

      抗がん剤での体調不良なのでしょうか。
      無理なさらないでくださいね。
      そんな中、コメントありがとうございます。

      手のひらで手話や文字を書くのは一般的のようですが、
      横断歩道の真ん中で立ち止まるのはねぇ…って感じですね。

      ビックリされて転ばせてしまわないように、
      何かあったらすぐに助けることができるようにしながら
      見守ることが良いのかなって思ってきました。

      お互いに焦らずにゆっくり進んでいきましょうね。

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