私の体調不良はがんとは関係ない

私は子どもの頃からストレスで自律神経が乱れて

体調が悪くなることが多くありました。

それは、大人になっても同じで、子どものころと違うのは

体調不良になりそうな時や、具合が悪くなった時の

自分なりの対処法を見つけて体調不良と付き合うことが上手になったこと。

 

それでも、この数か月の不調は自分でもコントロールするのが難しいです。

この数か月は、体調が悪いというよりも、気力がなくて体調が悪く、

でも寝込むほど悪い体調ではなく、動くことはできるし、

外に出たら、それなりに過ごすことができるので、

いつもの具合の悪さとは違い、原因も対処法も分からず困っています。

 

このところ勉強に行っているところでも、起きて座っていることが辛く、

頭痛もあるので、一日体調が持つかどうかが悩みの種です。

不安だ不安だと思うと余計に体調が悪い気がしてくるので、

とりあえず、目の前の課題だけに集中しようとするけれど、

その他の雑念に囚われてしまって、それも難しくて困ります。

 

 

周りの人は、私ががんに罹患したことがあると知ると、

私の体調が悪いのは「がん」のせいだと納得するらしいですが、

私がしょっちゅう体調が悪くなるのは、生まれつきの私の問題で、

がんとは関係ありません。

そりゃ、子宮体がんの抗がん剤や乳がんのホルモン治療で

極端に体力が奪われてしまったことがありますが、

それでも、体調が悪いのは、元々の私の問題であって、

がんとは関係ないです。

 

それをなかなか分かってもらえないし、私も伝えきれないし、

分かってもらおうと思うのも疲れるので止めました。

 

でも、それじゃダメなんですよね。

がんに罹患したら、私のように毎日体調が悪いのだと思われたら、

現在進行形でがん治療しながら元気に働いている人たちに申し訳ないです。

 

私はがんに罹患してから、がんだという事で会社をクビになったりして、

なかなか仕事が決まりませんでした。

でも、それも私の問題であって、仕事が見つからないタイミングで

たまたまがんに罹患しただけで、がんとは関係ないと思っていたのですが、

やはり、がん患者への偏見と差別は感じたので、

だったら、逆にがんに罹患したことを逆手にとって生きていくと決めました。

 

それで、今の私は、がんに罹患したことや病気を武器にして生きています。

だから、私とがんは切ってはいけないものだと思っていました。

でも、がん治療してきたという事実だけは大事にしながらも、

がんと距離を置いた生活をしていかなければいけないと気が付きました。

 

それでも、私の体験したことで、これからがんの治療に臨む人や、

がん治療しながら働けるのだろうか?とか思っている人に、

病気と共存しながら、元気に生きていけると知ってもらいたい。

 

そして、がんは少し治療が大変で、社会からの支援が必要なことがある。

がん対策基本法により、職場などでの理解は進んでいるものの、

まだまだこれからの対策が必要だし、そのために、職場などの体制や

がんに対する意識を変えていってもらえるようにしていきたい。

 

引きこもり気味になってしまった私がどこまでできるか分からないけれど、

伝えたい想いは大切に生きていきたい。

 

そのためにも、私の中での病気に対する立ち位置を変えていかないといけないようです。

 

がんなどの病気になってもならなくても、同じように生きていける

世の中になりますように。