先日の仕事中、会社の知的障碍を持った若者が、
「桃杏のおバカ!」と、走り寄ってきました。
いきなりのことに驚いたのと、はぁ~って感じだったのですが、
時間が経つにつれて、ショックに変わってきました。
感情をどうしていいのか分からずに、突然、大きな声を出したり、
怒ったり泣いたりすることはあっても、人に危害を加えないし、
そんなつもりもないことは分かっているけれど、
いきなり飛びかかってきそうな気配と大きな声には、少なからずビックリします。
ちょうどお客様がお越しになっていて聞いていて、
笑っていたけれど、内心、どう思ったのだろうかと心配です。
これだから、障碍のある子は…と思われたら悲しいです。
彼らが怒るのは、彼らなりの理由があるのです。
だから、いきなりの怒りが起こらないような支援をしなければいけなかったのです。
理解できるような指示をしなければいけなかったのです。
彼らは素晴らしい力を持っているのですから。
その力を引き出すような支援と、
状況に応じた行動がとれるようになるために
もっと根気よく教えて一緒に考えていかなければ。