ミュージシャンのつんくさんが、がんの治療のために
声帯を摘出していたとのこと。
がんは寛解したというニュースを、ついこの前に見た気がしたので、
今回のニュースは衝撃的でした。
声を使うことを仕事にしてきた人が、声が出なくなるという選択をしたというのは
私が想像することすら申し訳ない気がしますが、辛かったでしょうね。
私の母も、がんの治療のため、声を取るか命を取るかの選択を迫られたとき、
話せなくなるのは嫌だと言っていましたから。
母は声帯摘出はしませんでしたが、喉に痰や血が溜まって
自ら、「気管切開をして欲しい」と頼んで、話せなくなりました。
声を使う商売ではない母ですら、声を失うのは恐怖でしたから、
つんくさんの生きるための決断は、大変なものだったでしょうね。
強いな。
私は幸いと言うか、乳がんと子宮体がんなので、
今のところ声帯には影響がありませんが、
そんな決断を迫られたら、どんな決断をするのでしょうかね。
話せなくても生きていける、でも、想いをストレートに伝えられないのは辛い。
その時の自分の立ち位置で決断は変わってきますが、
短期間で生きるため決断を迫られたとき
優柔不断な私はどんな心理状態になっちゃうんだろう。