抗がん剤の副作用を国に報告していなかったとして、
厚生労働省はノバルティスファーマ社に15日間の業務停止命令を出したとのこと。
副作用の報告義務移管で、製薬会社に業務停止命令が出されるのは初めてなんだそうです。
期間中、処方箋が必要な医療用医薬品の販売や広告などの営業活動ができなくなる。代替品がない免疫抑制剤など5品目を除き、ノバ社が製造販売する106品目が対象になる。(YOMIURIONLINE)
とのことで、病院側が既に買い取ってある薬については問題がないということなんでしょうか。
ノバルティスファーマ社と言うと、乳がんのホルモン治療薬「フェマーラ」や
骨転移の治療に使う「ゾメタ」などで身近に感じていただけに残念です。
3200人余りの副作用の報告を怠っていたとのことですが、
どういう考えだったのでしょうかね。
人の命を左右する薬を扱っている重さを忘れちゃったんでしょうかね。
でも、ノバルティスファーマ社の薬によって、助かっている人が多いのですから
今後は、報告すべき事柄はきちんと報告して、手順を踏んで、
安心できる薬の販売をしてもらいたいものです。