勤めている職場には、知的障害を持った人が数人います。
彼らと一緒に仕事していくのは、大変といえば大変。
思いもかけないことが出来なかったり、同じ間違いを繰り返したり。
でも、障害を持っていない人たちとだって
些細な言葉の行き違いで、全く違う方向に進んだりで大変です。
だから、障害があろうがなかろうが一緒です。
凄いんですよ。彼たち。
ハサミの使い方が上手で、切ることを任せたら
細かくて複雑な裁断も、あっという間に仕上げてくれる人。
資料を番号順に並び替えるという作業をお願いすると
複数同時に、あっという間に仕上げてしまう人。
絵を描かせたら、右に出る人はいないんじゃないかってくらいに仕上げる人。
絵を描けない、計算もできない、ハサミやカッターは怖くて使えないって私は
彼らがいないと仕事が進みません。
一つの業務が終わったり、分からないことができたら
いい加減に放っておかないで、ひとつひとつ確認しにきます。
少々、面倒に感じることもありますが、手順を踏んで、
きっちり作業するってことを彼らに教えてもらっています。
大変なことも多いけれど、彼たち彼女たちに助けてもらうことばかりです。
忙しすぎて、イライラすることや、
もう辞めてやる!って思うことが多い毎日だけれど
ピュアな彼らがいるから、出社しようって気になれるし、起き上がることができます。
これからも助け合いながら、一緒に業務していきましょう。
ありがとう。