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昨日、伝説の引退というようなタイトルの番組の再放送を何気に見ていたところ、20年前に脳腫瘍で若くして亡くなった、プロ野球の投手・津田恒美さんの引退のことも取り上げられていました。
私が、初めて読んだ闘病記が、津田恒美さんの奥さんが書かれた本でした。
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多分、何かの番組で放送していて、感動して購入したんだったと思います。
母が亡くなった翌年に読んだということもあり、『物言わずとも、彼は私たちに力を与えてくれた』という内容の文言に、ものすごく感動した覚えがあります。
気管切開後、話せなくなり、そのうち、脳が腫れて、誰のことも分からなく、一日中眠っていた母。
母の付き添いで、一緒に病院に寝泊まりして、その様子を見守っていただけでしたが、何も言わなくても、何もしてもらえなくても、ただそこに生きていてくれるだけで、私に力を与えてくれていました。
その時のことを想い出して、深く共感でした。
何かをしてくれるから愛するのではなく、何もしてくれなくても愛すべきものが、世の中にはたくさんあると、この時に心にズシンと感じたのかも知れません。