2011年12月8日のこと。
乳がん検査の結果をうけ、派遣会社に伝えたところ、
翌日、話を聞きに来てくれました。
短期の契約なので、そんなにも休んだり、遅刻早退が続くようであれば、
継続は無理だろうと言われましたが、一応、派遣先に話をしてみるとのこと。
その結果が分かるまでは、入院の予約ができないので、
早くして欲しいと頼み待っていたのですが、なかなか連絡がなく、
夕方、直接、指揮命令者と話をすることになりました。
できれば続けたいけれど、手術が終わって放射線治療のために
5週間は毎日病院に通わないといけないし、
放射線治療でどれだけ辛くなるのか想像もつかないので、
体力がもつのか自信がないと伝えたところ、
指揮命令者も相当ショックを受けていた様子でした。
指揮命令者は、がんの人間を初めて見たようで、それがショックだったようです。
で、お互い歩み寄って、継続と決まったので、
早速、入院にあたってのカウンセリングの予約をとり、
翌日、病院に向かいました。
手術をお願いし、入院のための検査の予約をとろうとしたところ、
2日前には空いていた日が、あっという間に埋まっていて、
年内ギリギリに検査結果がでる日程しかとれず、
当然、手術は翌年に持ち越しになりました。
その時に、ようやく思い出しました。
母の入院の時も、手術前の検査予約がとれなくて、
困った病院側が、他の病院で検査を受けるように設定してくれたのでした。
手術のための検査予約がとれないなんて、それだけ体調の悪い人がいるんですね。
採血後、入退院準備室で入院の説明を聞いて、またビックリ。
手術着を自分で用意しなければいけないとのこと。
浴衣で良いそうですが、夏祭り用の浴衣を持っていくわけにはいかず、
ないことを告げると、レンタルができると説明されました。
そのレンタルの案内を見ると、入院に必要なものは全てレンタルで揃うんですね。
その後、会計へ行き、またまたビックリ。
異常に高い…。
診療明細を見ると、「癌患者カウンセリング料」「癌患者特別診療料」とか入っていました。
それを見て、ようやく自分はこれから「癌患者」として生きて行かなければいけないと
認識したような気がします。