受けるまでと受けた後が、とてもやっかいで、受けなくて済むのなら、受けないほうがいいと聞かされるのですが、病気などで働けなくなった場合、頼りになる制度が「生活保護」です。
生活保護費は、同居者全員の世帯収入が国の決めた最低生活費より下回る場合に、不足分が支給されます。
保護の種類
1.生活扶助
着るもの食べるものなどの費用
2.住宅扶助
家賃や住宅更新料など住宅に関する費用
3.教育扶助
義務教育に必要な費用
4.介護扶助
介護に関する費用
5.医療扶助
怪我や病気の治療に関する費用
6.出産扶助
お産のための費用
7.生業扶助
手に職をつけたり、仕事に就くための費用
8.葬祭扶助
葬式の費用
保護が受けられるか決定されるのは、申請手続きから14日間くらいです。
自分で相談・申請に行かなければいけません。
必要な書類を集めて記入して、行政の窓口に持っていくだけでも大変です。
しかも、慣れない場所で、聞きなれない話を聞いて理解して、知らない人に資産の状況など、生活が辛い内容を話さなければいけないので、身体が苦しい時は、余計に身心にダメージがくるのではないでしょうか。
でも、それで少しでも安心して治療が受けられるのであれば、心強い制度ですね。
管理人の場合。。。
管理人は、抗がん剤治療が始まると副作用で働けなると言われ、お金がないから抗がん剤治療は受けないと言ったところ、ソーシャルワーカーさんや看護師さんに
「生活保護という手もあるから、とりあえず治療は受けたほうがいい」と言われました。
一度相談に行ったほうが良いとのことで、素直に相談に行ってきました。
結局、手続きをするまでの気力も体力もなく、受けないまま終わりましたが、病気で歩くのも話すのもつらい状態の中、力をふりしぼって手続きに向かう人のことを考えると胸が痛みます。
関連リンク:厚生労働省「生活保護制度」
最終更新日:2021年5月30日