ご心配なく、がん患者ですから

今朝、出勤前にカフェで本を読んでいたところ、

開いていた隣のテーブルに女性がきて、向かいのテーブルに男性が来ました。

男性の香水の匂いがキツクて、鼻に刺激がおこり、ムズムズしたので、

周りを見回して、誰も食事を摂っていないのを確認して

壁に向かって鼻をかみました。

 

10分くらい経過後、隣の女性が、

「何だか、あなたの風邪がうつったみたい。喉が痛いんだけど」と。

反射的に、『ごめんなさい』と言うと、

「困るのよね」とか何とか言っているので、

『てか、風邪と言うか、私の場合アレルギーなので、そんなこと言われても

私にどうしろって言うんですか?ごめんなさいね、アレルギーで」と言うと、

しばらくの沈黙後、

「それに、まだお若いはずなのに、顔が老け込んでるわね。何か病気じゃないの?」と。

 

はぁ~?と思ったものの、言葉を返すのもバカバカしくて、黙って本を読み続けました。

本当は

『ご心配なく、既にがん患者ですから。 そこにいると、がんがうつるかも知れませんよ』

って言ってやりたかったです。

 

席を立とうかと思ったけれど、早朝、開店するのを並んで待ち入ったお店だし、

出ていくと私が悪いみたいなので、なるべく、その女性を視界に入れないことにしました。

 

その後、その女性は、スマホか携帯なのかの留守電を、音もれしながら聞き、

化粧を直して、出て行きました。

 

出ていくとき、店員さんに

「とんだ言いがかりをつけられたんだけど」って言っていました。

 

言いがかりって私のこと?

言いがかりつけられたの私なんだけど?

 

朝から気分悪く、今日は一日中、「老け込んでいる」って言葉が

頭を回っていました。

 

何度も咳やくしゃみをして、激しく鼻をかみ続けていたのならともかく、

一度だけで、その後、静かに本を読んでいる隣になっただけの人を不快な気分にさせて、

一体、何がしたかったのでしょうね。

ただ、他人の気分を害したかっただけかしら?

だとしたら、可哀そうな人ですね。