先日、日本橋でおこなわれたJapan Cancer Forum2016に行ってきました。
がんに罹患していない友達を誘ってみたところ、
一緒に行ってくれるとのことで、2人での参加となりました。
がん関連のセミナーばかりのイベントに、がんに罹患していない人が、
退屈しないのかドキドキだったのですが、
目から鱗のことばかりで、スゴイ勉強になった~と喜んでくれました。
その中でも友人が一番印象に残った言葉が「QOL」だそうです。
どのセッションでも出てきた言葉で、最後に聞いた「がんと栄養」の話で
全てつながったのだそうです。
友人が、『人それぞれ大事にしているものや価値観が違うし、
何を重視して治療を選んで受けるのかって、人によって違うんだね。
一人一人のOQLを重視した医療や看護が求められるんだね』と。
彼女には、人それぞれの価値観などによって治療などを選択していく時代になっているからと
話をして聞いてきたはずだったのですが、今回、初めて知ったという口ぶりに
私の話しは全く伝わっていないかったことが驚きでした。
世間話のような話では無理なんでしょうけどね。
受け取る側の気持ちとタイミングによって伝わらないのだな…と。
何事も根気よく伝えていかなければいけない重要さが、分かった気がします。
それに、がん治療は情報戦と言われているように、医療は日進月歩。
今日、良いとされている治療も、明日には受けてはいけない治療に変わっていることだって
有りうる訳なので、その時々の最新情報が求められますからね。
彼女は医療費制度のことについても驚いたようで、
何から何まで勉強になって、参加して本当に良かったと喜んでもらえました。
きっと、その日の彼女に聞く耳が備わっていたからでしょうね。
そして今回、ずっとお会いできなかった人たちにお会いできて、
私が元気な様子なので、とても喜んでくださって、ありがたかったです。
がん治療とは遠くなってきている私ですが、まだできることがあるのかも知れません。