乳腺外科の診察時に、話題のあの芸能人の乳がん罹患の影響について先生に聞いたところ、
乳がん検診を受診する人が、いつもの倍以上になっているとのことでした。
それに、5年生存率50%の影響も大きく、
同じステージの患者さんからの問い合わせも多いんだそうです。
みんな、生存率と余命とごっちゃになっていて、
5年以内に、あの芸能人が死んでしまうと思っているらしいです。
生存率と余命とは違いますからね。
仮に、余命5年と言われたとしても、そんなのただの数値にすぎないし
治療などが功を奏して、何年も長生きしている人も大勢いますから。
ピンクリボン月間も重なって、乳がん検診の受診者が増えるのは良いことですが、
検診を受けて何も異常がなかったら、乳がんのことは忘れるのではなく、
乳がんを知るきっかけにしてもらいたいと思います。
「検診を受けましょう。早期発見・早期治療を」だけではなく、
乳がんを知ってもらうためのピンクリボン月間であり、
がんを知るキッカケが検診であって欲しいと私は思っています。