明日を案じられるのは幸せ

24時間テレビのスペシャルドラマを、つい観てしまいました。

このところ、病気の人の話ばかり続いていますが、

数十年前のように、老老介護などの社会問題のテーマも

扱ってほしいなって思うのは、自分が病気になって

生々しく感じられるようになったからでしょうかね。

 

今回のドラマで何を伝えたかったのでしょうか?

主人公は脳腫瘍に罹患したスポーツ少年。

その設定も悲しかった。

 

私が小学生の頃、弟が入院していた病院で、脳腫瘍の男の子と出会いました。

元気に駆け回っているを見ていたのですが、

その様子を見ていた人が泣いているのを見て、

彼は死んでしまうのではないかと悲しくなったことがあります。

 

中学生の頃、上級生が突然倒れ、その後、がんで他界してしまい、

急に死を身近に感じました。

 

その後、自分にも脳腫瘍が出来ているかも知れないと思い、

毎晩、両手を握ったり開いたりをしてみて、左右差がないか

ちゃんとグーパーができているかチェックしていたものです。

 

高校を卒業して、一緒に旅行に行っていた友人が

頭が痛いと病院に行って、いきなり入院しました。

彼女を見るのが怖くて、お見舞いに行けなかったことが後悔と言うか、

卑怯者の自分が情けないです。

 

そんな昔のモロモロを想い出し、

そして、3年前の24時間テレビの日は、

子宮体がんの抗がん剤治療の、記念すべき(?)1回目の翌日で、

副作用で身体が動かず、眠くて眠くて、ずっと寝ていたなぁとか、

いま想い出さなくても…ってことばかり想い出されてきました。

 

病気になっても頑張っている人がいる。

だから、お前もがんばれよってトコでしょうか。

 

でも、楽しいことがなくて嫌なことばかり続いている毎日でも、

明日のことを考えられるのは幸せです。

心を込めて生きなければいけません。