内閣府が発表した、がん対策に関する寄ろう調査の結果で、
「現在の日本の社会は、がんの治療や検査のために2週間に1度程度病院に通う必要がある場合、働き続けられる環境だと思うか」と仕事とがん治療・検査の両立が可能かどうかを聞いたところ、困難と答えた人が68・9%だった」とのこと。
それより前に発表された、厚労省研究班の調査では、
がんと診断された時に働いていた人の3割が退職し、
4割の人が収入減に追い込まれていたとのこと。
必死で仕事をしてきて、がんになっただけで、仕事を失うなんて悲しいですよね。
がんは手術して終わりではなく、術後が本格的な治療に入ると言うか、
長い追加治療が必要になることが多いです。
そのために、定期的に検査や診察に通わなければいけないし、
時には体調を崩すことがあるかも知れません。
最初は良くても、段々と仕事を休んで通院するのが苦痛になってくるでしょうね。
そのために、自己判断で治療を中止して症状が悪化することがあるのは悲しいです。
がんの私が言うと、ずうずうしいと思われるかもしれませんが、
ちょっとした理解と支援があれば、難なくできることだと思います。
こんな状況を想定して、がんが見つかるのが怖くて、
がん検診の受診も避ける人が多いのではないか?とも思ってしまいます。
がんになっても当たり前に働ける世の中になりますように。