CVポート除去手術を受けてきました

CVポートの除去手術を、会社の内定取り消しになったことで、
延期しようと思っていたのですが、
そうすると、手術前の検査はやり直しになるし、
また、日程調整をしなければいけないとか、面倒だったので、
予定通り受けてきました。

8時40分までに来てくださいと言われていたので、
8時30分に到着。

血圧、体重、熱を測って、看護師さんの問診を受け、
手術室に案内してもらいました。

6年前に乳がんの手術を受けた手術室だ…と思いながら、
待合室にいらっしゃる乳がんの手術を受けている人の
ご家族らしき人に挨拶して、手術室に入室です。

手術着にお着替えなのですが、金具のないズボンを履いて行ったので、
脱ぐのは上半身だけで良いとのことで得した気分になりました。

手術台に寝て、左腕には血圧計、右指には酸素計を付けられ、
腰には電気メスの電気を逃がすものを貼られ、
ポートの部分だけ見えるようにして、手術開始。

手術をしてくれるのは、乳腺外科の先生です。

最初の麻酔が一番痛かったです。

麻酔って直ぐに効くんですね。
打ったと思ったら、すぐ電気メスで切っている音と臭いがしてきました。

ポートを入れる手術の時も思ったのですが、
肉が焼ける臭いに「こんな臭いなのか…」と複雑な感情でした。

途中、少し飛び上がるほど痛い部分があり、
先生に「ごめんなさいね」と謝られて麻酔追加です。

その後も、チクって感じの痛みが2回ほどあり、
看護師さんが首を押さえたと思ったら、
「はい、外しますね」と言って、CVポートとはお別れになりました。

血を止めるためなのか、しばらく首を押さえたままで、
切ったところを縫ってもらって終了。

皮膚を縫った時には、糸が通っていくのを感じたので、
麻酔が切れかかっていたのか弱かったんでしょうね。

取り出したCVポートを見せてもらったのですが、
6年間、思い描いていたCVポートとは違って、
こんな硬いしっかりした金属が体内に入っていたのかと
改めて驚きでした。

でも、このCVポートのおかげで、腕の血管が守られ、
抗がん剤も漏れることなく受けることができたのだと感謝でした。

カテーテルは断裂がなく、ちゃんと通る状態のままだったらしいです。

なので、まだまだ使えたようです。

時間は、予定通り30分くらいで、9時45分には終わりました。

そして、気になる費用ですが・・・1,920円。
化膿止めのお薬はジェネリックにしてもらい、3日分で520円。

合計2,440円でした。

むしろ、検査の時の会計が3,920円だったので、そっちのほうが高かったです。

それじゃ、医師が手術したくないって言うのも、大きく納得です。

でも、こんなに簡単に終わるのであれば、
取ろうかどうしようかと思い悩んでいた5年間の思いは何だったんだろうと
滑稽になりました。

 

手術前のCVポートの様子は、こんな感じ↓    そして、取りだした後↓
       

 

カテーテルが無くなっているのが分かるかと思います。

首を動かすのにも違和感があったのに、それが無くなりました。

今日は水に濡らしたらダメなので、お風呂やシャワーは控えるようにと、
明日にはガーゼを取っても良いと説明を受けました。

 

「痛くないと思う」と言われたので、痛み止めを貰わないで来たのですが、
夕方になって、ちょっと痛くなってきたと思って見ると、血がにじんでいました。
 

ガーゼの下の傷はどうなっているのでしょうね。
明日、ガーゼを取るのが少し怖いです。