子宮体がん手術から6年経過

 

2012年に子宮体がんの手術を受けてから、無事に6年経過しました。

5年経過で寛解になった時には覚えてもいなくて、

特に何の感情もなかったので、6年経ったと言っても特に何の感動もありません。

 

ただ、あの時のほうが、今の私よりも希望があり、

手術が終われば何でもできると思っていたな…と思い出すことがあります。

 

抗がん剤治療をしなければいけなくなった時は、

仕事が続けられるか焦ってしまいましたが、その心配も1か月弱で終わり、

治療を受けると決めてからは、

抗がん剤治療の6クールを最短で終わらせることだけに集中していました。

 

6年経った今、私の中で、子宮体がんの治療などは過去のものとなりました。

通院や治療に関しての病院への不信なども、消化されてきています。

 

病気で辛い思いをするのは嫌で、治療があったらあったで大変だけれど、

希望のない今の心よりも、病気があっても生きていきたいって思える

希望が欲しいと思います。

 

生きるために治療を受けたのに、その時の気持ちを、なぜ忘れてしまっているんだろう?

 

道を歩いている人や、忙しく働いている知人などと私は、

全く別の世界にいる気がします。

 

もしかしたら、私はもう、この世にいないんじゃないか?なんて

思うこともシバシバ。

とは言え、毎朝、目が覚め、お腹が空いた気がして食事を摂り、

光熱費などの請求はくるし、早く現実に戻らないといけません。

 

人はいつからでも変われると言われますが、

本当に変わろうという気持ちがないと、いつまでも変われません。

 

がんになって、人生観が変わり、気が付いたことがたくさんあったと聞きますが、

私は、2つのがんに罹患した時も、何年も経過した今も、全く変わらずダメダメです。

 

寛解したことは感謝しつつも、何で寛解になったんだろう?

あのまま治らないほうが良かったのではないか?

もっともっと生きて欲しかった人たちと代わってあげたかった、など思う6年目です。