なぜそんなにも切ったの?と言われても…

先日、マンモグラフィー検査に行ってきました。

結果は特に異状なし。

乳頭分泌やかゆみなどの症状の原因はサッパリ分からないだそうです。

何か異常があるとは思っていなかったけれど、

とりあえずホッとしました。

 

初めて行く病院で、何から説明して良いのか分からない診察開始でした。

まず、乳がんの罹患歴を説明し、その時のステージや温存手術だったことを説明。

7ミリの粘液ガンだったと言うと、

「それなら、ほぼ100%治るね」と。

治る治らないは、私にはどうでも良いことだったので、そうですかと軽くスルー。

その後、放射線治療とホルモン療法を行って、その途中に子宮体がんに罹患し、

手術と抗がん剤治療を行ったこと。

抗がん剤はパクリタキセルとカルボプラチンだったことを話ししていると、

ものすご~く懐かしく感じました。

 

そこで、なぜ、その病院で検査しないのか聞かれたので、

もう5年経ったから、会社や行政の検診の時に乳がん検診もすれば良いと言われて、

もう自分のところで終了だと言われた。

でも、CVポートが入っているから、どの病院でも検査してくれなかったと伝えると、

先生は呆れていました。

 

問診後、マンモグラフィー検査と超音波検査を行い、結果を聞きに行くと、

「なぜそんなにも切ったの?

7ミリの粘液ガンで、なぜ、4分の1も切除したのか、あなたの乳房で

何が起こっているのか分からないけれど、私だったら、傷は少しで済んだと思うのに」と。

 

はぁ~?って感じです。

なぜ?って、それは石灰化が広がっていたからと聞いていたし、

特に疑問も持たなかったことを、6年経ったいまさら?って感じです。

 

傷痕を見た時の先生の呆れたような顔と苦笑いが忘れられません。

そしてその時の一言。

「確かに、いままでの医師との相性は良くなかったようですね」と。

 

私は乳房にそれほどの未練はないので、4分の1くらい切ると言われて

その通りの手術をしてもらったので、それで満足で、

その時から現在に至るまで、最初の主治医への信頼は変わっていないので、

今更、他の医師に何を言われても、どうでも良いのですが、

もし、乳房を少しでも多く残したいと思っていた人が、

なんでそんなに切ったの?なんて言われたら、どう思ったでしょうね。

 

私も、4分の1の切除で良いと言われて全摘されていた場合は、

怒っただろうし、もし、再発や転移していたと言うのであれば、

想いは少し変わったと思うのですが、患者の言い分だけ聞いて、

他の医師の手術を笑うような医師のほうが、私には疑問でした。

 

それに、CVポートがまだ入っているのは変だと言って、何故かと聞かれたので、

ずっとそのままでも問題ないと言われたので、積極的に取らなかったのは私で、

でも、そろそろ取りたいと思ったけれど、手術した病院で相談しろと言われたけれど、

なかなか予約が取れないし、あまり行きたくない病院だし、

入院しなければいけないとか面倒なので、どうしようか悩んでいたと説明すると、

「なんで入院? なんで入れたところでしか取れないの?」と。

 

まぁ、いろいろな経緯はあるけれど、それを語るには時間がかかるし面倒だし、

あえて詳しくは語りませんでしたが、いろいろな治療をしている人間が

全く知らない病院に行くと、これだから面倒で行きたくなかったんだと

ずっと心の中で思っていました。

 

医師への信頼回復のために、私で良ければ相談に乗るし、これから診るよと

言ってくれたのですが、今後の検診は面倒だなって感じです。

 

でも、CVポートについては、一刻も早く取り出すのが良いからと、

知り合いの医師に相談して連絡してくれるそうです。

 

前の病院の医師も、自分の病院での検査は終了で、他の病院に行けというのであれば、

医療情報提供書を準備しましょうか?の一言があれば親切だったよなって思います。

 

乳がんは術後10年が目安で、10年経っても安心できないと言うのであれば、

5年経ったからと、ほったらかすのはどうなんでしょうね。

患者側の負担もあるから、あえて自分のところで定期的に診ないのかも知れませんが、

それは、患者が選択すれば良いことなので、せめて10年までは、

ちゃんと定期検診を続けられるような体制を

医師側も作っていかないといけないのでは?と感じます。