ホスピスを見に行っちゃったわよ

私が子宮体がんの手術で入院していた時に、

抗がん剤の副作用に驚いた女性が、自ら入院してきました。

 

それが縁で仲良くなり、彼女とは、その後も抗がん剤治療での

入院でも一緒になったりと、治療を一緒に進んできたって感じでした。

 

昨年の7月に電話で話をした時に、

「もうすっかり治っちゃったわよ」と喜びあっていたのですが、

今年もらった年賀状に、「5年ぶりに手術をしました」と書かれていてビックリでした。

 

電話にしようか手紙にしようか悩んだ末、電話してみたところ、

7月に電話で話をした後の検査で、新しい腫瘍が見つかって手術をしたとのことでした。

「でね、その検査結果の帰りに、看護師さんにホスピス一覧を渡されて、

『見学もできますから、一度行ってみてはいかがですか?』とか言われて、

そんな状態なのかと驚いちゃったわよ」と言うので、私も一緒に驚いていました。

 

でも、もっと驚いたのは、彼女は

「だから、近くのホスピスに見学に行ってきたわよ」との言葉でした。

 

なんて素直な人なんだろうと感心しました。

 

彼女は次の通院の時に、主治医に看護師さんからホスピスの説明をされたことを話すと、

凄く驚いていて、きっと勘違いしたのだろうから気にしなくて良いと言われたそうです。

 

彼女はそれほど、落ち込んでいなかったけれど、再手術ってだけでもショックなのに、

ホスピスの一覧を渡されたら、ますます落ち込む人もいるんじゃないでしょうかね。

 

私は、何が原因で最期の時を迎えるのか分かりませんが、

現在の住居で最期を迎えるは無理なので、どこで過ごすのか気になっているところでした。

だから、自分の意思がハッキリしているうちに、いろいろ決めておかないといけないなって

改めて思いました。

 

とりあえず、マンションの更新が迫っているので、更新するのか引っ越すのか、

引っ越すとしたら、長く住めるところはどこ?など決めなければいけません。