思い出深い会社への最終出勤

今日は勤務している会社の最終出勤日でした。

わずか2年弱の勤務でしたが、忘れることが出来ないであろう会社となりました。

勤務開始と同時のように子宮体がんに罹患していることが分かり、
またクビかな?と思っていたら、快く1か月の休業を認めてくれ、
その後の抗がん剤の追加治療も「どのような体制にすれば続けていけるか一緒に考えましょう」と言ってくれて、
どんな副作用がいつ出るか分からない治療中も契約を更新してくださって、
勤務が続けられるように、社内中の人が協力してくださいました。

歩くのも辛く、頭も働いていなかった副作用の中、ちゃんと勤務出来たのは、
急に具合が悪くなったとしても嫌味を言ったり、嫌な顔をする人がいなかったから。

もし、ひとりでも「また~」って顔をする人がいたら、
それだけでストレスで勤務を続けることはできなかったでしょう。

じゃあ、なぜ、そんな良い会社を辞めるのか?と聞かれるのですが、「契約終了」だから。

昨年がそうだったように、来期も同じようなプロジェクトが取れれば、
勤務させてもらえるのかも知れません。

でも、また、いつ病気になるか分からないと思うと、
1年のプロジェクト終了が近づくたびにドキドキしなければいけない勤務形態は
精神的に良くないな~と思い、就職活動をしてみました。

すると、奇跡的に働かせてくれる会社が見つかったからですね。

夕方、みなさんに挨拶していた時に、次の仕事のことを聞かれ、
仕事内容などを話すると、みなさんとても喜んでくださって

「やっぱ、そんな仕事をするべきだよ。
この会社では、あまり能力を活かす仕事はなかったかも知れないけれど、
これからはドンドン人前にでるような仕事をしていくのが良いと思う」と言ってもらえました。

お世話になった会社を去るのに、暖かい言葉までいただけて、私ってホント幸せ者だ。

ふたつめのがんが見つかった時に、この会社で働いていたのは幸いだったと感謝でいっぱいでした。

一生、忘れることはできないでしょう。

ありがとう。。