大泣きの診察室

今日は久しぶりに、乳がんと子宮体がんの経過観察の診察日でした。

通常通りに、まず、採血に向かい、名前を呼ばれて採血だったのですが、

今日の採血は何かおかしい…。

いつもは、針を刺す瞬間だけ少し痛いのに、今日は、ず~っと痛い。

それに、なかなか血が出てこなくて、血管を探っている様子。

1本取れた時に、「指先はしびれていませんか?」と聞かれたので、

しびれてませんが、ものすごく痛いんですが…と言うと、慌てて針を抜いたのです。

で、「こっちの腕は、もう無理なので、反対の腕で取っていいですか?」と。

反対側は、乳がんの手術をした腕で、採血も極力避けるように言われていたので、

無理だと伝えたところ、困った様子だったので、

「腫瘍マーカーだから、1本で足りるでしょ」と聞いたところ、

奥に行って確認してきて、大丈夫とのことで終了になったのですが、

その後も痛くて、荷物も持てない状態でした。

 

誰でも、失敗はあるから、まぁ良いやと思っていたけれど、

婦人科の診察室に入って、「具合悪そうですね?何かありましたか?」と聞かれた瞬間、

緊張の糸が切れました。

 

今回の採血の痛さからはじまり、8月末に、あまりの頭の痛さに脳神経内科に行ったものの、

受付と看護師さんのお粗末な態度に、余計に具合が悪くなり、

診察を受けないで仕事に向かったことなど、いろいろ思い出してきて、

それに加えて、先日からの情緒不安定が重なって、涙とともに先生に話はじめました。

 

ある時から、誰に話すのも無駄だと感じるようになり、ず~っと、ひとりで抱えてきた不安、

泣きたい気分なのに笑って仕事に出ている辛さなどが一気に出てきて、

一度、出たら、もう止まらない。

 

わたしは一人。
身体と心があっての私。
心と身体はつながっている。
身体が痛ければ心も痛む。
心が痛ければ身体も痛んでくる。
その心をつくっているのは、これまでの経験であったり、環境。
人それぞれ違う環境や心。
先生は自分の得意な傷や病気を診るだけで、
他のことは知らないと言うけれど、私の身体はひとつでつながっている。

ずっと、思っていて言えなかったことを言ってきました。

でも、あの先生には半分も届いていないでしょう…。

次に乳腺の診察を待っていると、婦人科の看護師さんが様子を見に来てくれて、

またそこで涙とともに話をし、「医療の根本だね」と言われ、

乳腺に入った時にはグッタリ疲れていて、もう話す気力もなく、

先生も「今日はいろいろ大変だったから、エコーは次回にするね」と言って終了。

 

会計に向かおうと思った時に、今度は乳腺の看護師さんに呼び止められ話をしました。

結局、今日の診察は2時間、愚痴だけでした。

各先生は「腫瘍マーカーの結果は、すごく良い結果ですよ」って言ってましたが、

乳がんも子宮体がんも心配はしていないので、どうでも良いんですけど。

がんの告知や治療で泣くことはなかったけれど、病院の対応と他のことで泣かされるとは…。