体験して初めて他人の気持ちが解る

昨日の婦人科の検診での会話の続きです。

内診での異常はなく、血液検査の数値も良い感じになっているとのことで、
とりあえず、ひと安心とのこと。

次の予約を取る際、他の科での予約時と合わせようと、
他の科の診察状況を見た先生が、

婦人科も乳腺の腫瘍マーカーも変動がなく、安心してもらっていいけど、耳鼻科がね…と。

子宮体がんの抗がん剤治療4回目のとき、あまりにめまいが治らないので、
耳鼻科に紹介状を書いてくださいました。

耳鼻科の診察をうけたところ、耳のきこえが悪くなっているのと、
メニエール病だとのことで、治療をうけていました。

それで出された薬が、不味くてマズくて、いつも先生に、

この薬はいつまで飲み続けなければいけないんだろう?治らないなら、不味くて吐き気が増すので飲みたくない

と言っていたところ、

きっと、不味いからこそ効くんですよ。ガンバって飲み続けてみて

と言われていたのですが、先生がビックリすることを言ったんです。

実は、うちの奥さんがメニエールかも知れないってことで、あの薬を出されて飲んでいるんだけど、いつも、不味くて嫌だって言っていてね。
桃杏さんが言っていた薬だと思って、一口もらって舐めてみたんだけど、あれは辛いね~。
あれを、抗がん剤の副作用がある時に、良く飲めたねぇ。
ようやく、桃杏さんの言っていたことが解ったよ

とのことでした。

桃杏:そうでしょ~(^_^;) 不味いでしょ~。飲みたくないでしょ~。量も多いし、重いしね

先生:確かに重いね~。あの薬を2か月分出されて、持って帰れないって言っていた桃杏さんの言葉がよ~く解るよ

桃杏:でしょ~。あんな不味いもののために、
重くてフラフラになりながら持って帰らなきゃいけないなんて、
怒りたくなる気持ちも分かるでしょ。

先生:自分で体験してみて初めて分かるね~

先生は、私がマズイだの重いだのと言っているのを、
「何を言っているんだか」って思いながら聞いていたのかも知れませんが、
ようやく、解ってくれたようです。

経験値は一瞬でこれまでの考えを変えるのかも知れませんね。

先生との会話の話は、あと一回続きます。。。