再発や転移の不安を口にだすこと

がんになった人なら誰しも、がんになって手術をして病巣を取りきったとしても、
やはり、再発や転移の不安は取り除くことはできないのではないでしょうか。

忘れて生きていければ良いけれど、
定期的に病院に通わなければいけないし、薬も飲み続けなければいけない。

ホルモン受容体の乳がんの場合、推奨されているホルモン治療は5年間。

最近では、更に5年の服薬が推奨されてきているらしい。

とすると、最長10年間の服薬をしていると、その間、忘れることなんてできませんよね。

私の場合、乳がんが再発や転移するとは思ってはいませんが、
子宮体がんの転移は「ある」と思って、
その時のための治療費や生活のことを常に考えなければいけません。

出たこと勝負!と気楽に考えればいいけれど、家族もなく仕事も不安定。

今回の治療で、お金の問題にもぶちあたり、
仕事なんかせずに、治療に専念できる環境がうらやましくて仕方なかったので、
転移した場合は、今よりも思い悩むことなく治療が受けられるようにと思っています。

で、「今は休んで、病気が治って力が出たら、働けばいいじゃない」と言われるけれど、
そんな悠長なこと言ってられません。

なぜ、いま必死で働くかの説明に
「元気がでたころに、再発や転移するかも知れないから、働けるうちに働いておかないと」と言うと、

『そんなこと考えているから再発や転移をするんだ。
がんを忘れて生きて行くのが一番』って言われるんです。

確かに、がんを忘れて生きるのが良いでしょう。

でも、がんの身で、がんを忘れて生きるってできます?

時とともに思い出すことや思い悩むことが少なくなるでしょうけど、
心のどこかには、いつも「自分はがん患者」って思いが残っているはずです。

口に出さないのが良いのでしょう。

でも、口にできるってことは、それほど切羽詰ってないって事ですよね。

元気だけれど、がん患者。
でも社会では、がんだということを隠して生きていくのが良いのかな?



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